新美南吉記念館へ
半田に「新美南吉記念館」があり、南知多から近いという事で立ち寄りました。
生誕記念日まであと44日!という
カウントダウンが記念館入口横のポスターにはありましたが、そこの文学好きな貴方、ご存じでしたか~!
半地下の建物の屋根は緑化されていて記念館前の公園とつながっております。やや不思議な・・・ファンタジックな(?)建築でした。
今朝の新聞(2013.6.18 中日新聞)にも「南吉 安城時代の部屋公開」という記事が載っていましたが、今年は新美南吉生誕100年記念という事で、様々な関連イベントが開催されているようです。
記念館内はそれほど大きいという訳ではないのですが、やはりそれなりににぎわっておりました。
記念館の最寄駅名鉄河和線「半田口駅」なども、何の変哲もない無人駅が、一変して、南吉一色に生まれ変わっているそう・・・これもテツノミクスの影響ですか
「ごんぎつね」はあまりにも有名で、
最後に兵十に猟銃で殺されてしまうごんという狐が主人公の、
すこし哀しい童話です。
しかし、誠実であっても報われなかったり、
人を傷つけてしまったり、
あるいは自分が傷ついてしまったり・・・
そういう事の方が、実際、
人生では多いと思います。
だからこそ人の心をいつまでもとらえるお話なのでしょうね。
立派な大人になっってしまったひとはもう一度、
教科書で出会った「ごんぎつね」ではなく
自分で読む「ごんぎつね」で
(私も含め)俗世で汚れてしまったこころを
たまには浄化して癒されましょう・・・(失笑)。
あちらこちらの文学館をのぞいてみると、原稿にかかれた作家の字なんかが大抵は展示されておりますので、そういったものを見たりするのは、地味ですが楽しいです
あまり字が上手い方ではない私は言うのもなんですが、南吉の筆跡はやはりなよなよっとして、やや繊細な感じがしました・・・豪胆な性格の方が書く字ではありません。
館内にはボランティアの方などもおられるたので、解説をきいたりすることもできます。また、周辺の南吉ゆかりの地や公園を散策してみたりして過ごす、というのもいいですね。
9月には南吉が散歩したという矢勝川沿いの、200万本の彼岸花が咲き乱れるという童話の里・・・想像するだけでもかなり素敵ダー!
また一度ゆっくりと訪れてみたいと思いました。
最後までブログを読んで頂きありがとうございます。
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