読んだ本:「文豪ナビ 太宰治」

楽しい紀行文などを投稿してしまうと、少々の罪悪感を感じる今日このごろ。

最近の私は、近所のスーパー銭湯でサ道(サウナ活動)にいそしんでいるか、

イケアやニトリで爆買いした収納家具たちを、夫とせっせと組み立てているぐらい。

久々の共同作業。

我ながら何という小市民であろう。

個人的には早く図書館が再開して欲しい。

このブログでも太宰治には大変お世話になっているし、

何度もネタにさせていただいている。(以前書いた太宰ネタはコチラ

私は太宰治ワールドとは真逆に生きているつもりだが、

世の中がこんなにも混沌としているときに太宰の作品を読むと、

毒消しというか、一種の熱さましになるような気がする。

この本には「人間失格」「津軽」(「津軽」のレビューはコチラ

などのよく知られた太宰作品が抜粋して紹介されている。

太宰作品を、興味はあるけど全部読むのが面倒、以前読んだ事あるけど内容を忘れた、

もう一度サッと読み直したい時などに、便利な本ですね。

最近娘が「文豪ストレイドックス」というアニメにハマっている。それでやたらと文学に関するの質問をしてくるのだ。

親としては、あんまり文学ってヤツにハマりすぎると、よろしくない輩や背徳的な出来事に詳しくなってしまう。

だから国語力を上げるためには読んで欲しいけど、内容があんまり道徳的じゃないから、正直

すすめたいような、読むのをやめて欲しいような、微妙な気分である。

やめろ、いや、読め!

最近SNSで「親ガチャ」なる言葉が若者の間で流行っているらしい。

どんな恵まれた状況に生まれても、小さな不幸の粒を見つけ出すのが得意なのは、

あなただけではないし、わたしだけでもない。

あの文豪、太宰治だってそう。

彼の文章は、自分の中にあるダメな部分を、存分に共鳴・共感させてくれる。

「人間失格」などの太宰の文体自体は自己否定形だ。

でも、それを読んだ後は、不思議な事に、

読んだ人の気持ちを、

自己肯定・自己救済の気持ちに変える力を持っている。

なぜだろう。

アマゾンプライムで小栗旬主演の「太宰治と3人の女たち」も観た。
映像もあわせて太宰作品を読み解いていくと、
存分に太宰の背徳的堕落ワールドに浸かれて、楽しめると思います。
こんなにおもしろい作品をたくさん残しておいてくれてありがとう、
親愛なる太宰治さまへ。
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